2005年02月21日

キャッチボールしている球が他の子供に当たり死亡する事故

子供がキャッチボールをしていて、
それた球が他人に当たり死亡させてしまった・・・
そんな双方にとって悲惨な事件の判決が下されたようです。
http://news.tbs.co.jp/20050218/headline/tbs_headline1134934.html

私はこの事件の裁判の前後を知りませんし、結論も
「被害者の親に6000万円が支払われた判決」という事になった
という以外はよくわかりません。
今からいう事は間違っているかもしれないけど、それでも、ちょっと言いたい。

一点、気になるのが被告側の
「球が男児の胸に当たったことを否定し、
仮に当たったとしても、死因は不明で、肺の炎症や熱射病などの可能性もある」
という主張。。。

当たった事すら否定していたのでは
「うちの子は悪くない」
という主張ではないだろうか。
いくらなんでも、当たった事が事実なら「当たってない」と主張していては
この話は平行線だ。

自分がその加害者の親なら、
死なせてしまった事の原因はあるので、誠心誠意の対応と
できる範囲で相応の慰謝料を払う気はある。

どうも(想像でしかないが)この加害者の親は
そういった部分、当事者同士が納得できる話し合い、線引き
というものを最初から突っぱねてしまっていたのでは、と思ってしまうが。。。

わりとこの事件は
死亡事故につながる事を予見していた、という裁判官の判決があるので
「そこまで予見できるか!」
という加害者よりの感想が多く見られます。

確かに公園等で、うちの子(2歳)がヨチヨチ歩きで遊んでいる近くで
サッカーボールを強シュートで蹴って遊んでいる子や親は確かに存在してます。
小さい子を持つ親としては、かなり切実ですよ。

もちろん、死までは予見できるはずもありませんが
加害者のキャッチャー役の児童と、被害者の児童の距離は1.5mほどだったといいます。
軟式ボールはかなり強力だと思いますよ。頭部に当たったら
「あー痛かった」
だけで済む可能性は低いです。

大人であれば、ボールがそれて人に当たる事を考慮して
「もう少し他の人との距離をあけなさい」や
「後ろに誰もいない場所で遊びなさい」という事は、充分行えたと思いますし
想像できたと思います。(繰り返しますが、死までは予見でなかったと思いますが・・・)
それを子供に伝えて、実践させる、というのも大変だというのは
子育てに苦戦している私も充分にわかります。。。

しかし、そういった部分を「親が近くにいて、注意喚起させられる状況だった」
のを完全に無視していたという事であったとしたら、、、
(いわゆるマナーを完全に無視している人っていますよね)
この裁判の判決は実にまっとうだともいえます。
(加害者の親がそうだったか、というのは想像でしかありません!
しかし、そういう人が世の中にいる事は確かなのです。。。残念ですが)

ま、この「死を予見できた」ってのがあるから
ここまで話がでかくなってしまったのではないかと思いますよ。
「死亡したのは故意ではないが、
死亡させてしまった事実は確実なので慰謝料を払いなさい」の方が
よほど双方が納得できたのではないでしょうか。

・・・どちらにせよ、こういった事件は悲しいですね。

被害者のご冥福を祈ると共に、不運にも加害者になってしまった児童の事も
本当に残念でなりません。
「加害者の子供に悪意はない」それは間違いないと思っています。


posted by まじかる at 19:03 | Comment(4) | TrackBack(6) | 育児に関する考察など
この記事へのコメント
TB、ありがとうございます。

私はやはり、この裁判官の判決の言葉に違和感を持ちます。
確かに注意してない大人は悪いです。
でも、誰も命を失う事は予見出来ないですよね。
これは日常生活でも同じ事。

私は加害者の親が誠意を持った謝罪、きちんとできているか、が気になります。
ここまでこじれてるとなれば、誠意ある対応がされてるかどうか、そこが気になるのですが・・・
Posted by tobby at 2005年02月21日 20:01
TBありがとうございます。「確かに公園等で、うちの子(2歳)がヨチヨチ歩きで遊んでいる近くでサッカーボールを強シュートで蹴って遊んでいる子や親は確かに存在してます。」・・・こういうお話を聞くと、やはり過失を認定すべき場合はあるんだろうと感じます。でも、「死を予見できた」かどうかという点で過失を認定してしまうと、およそあらゆることについて過失が認定されることになってしまうように思われてなりません。どのような状況でキャッチボールをしていたのか等、もう少し事実関係がはっきりしないとこの判決の妥当性も判断できないですね。正確な報道がなされ、正しい議論がなされることを期待します。
Posted by いっしー at 2005年02月21日 22:12
TBありがとうございました。
こちらもTBさせて頂きました。

私も裁判官の判決に些か違和感を感じます。
ただ、まじかるさんの言われる、
加害者と加害者の親がどうであったか・・・
この部分が知りたいですね。

私的想像で言うと、被害者側が裁判に持ち込んだことで、「ボールが当たったことで死亡したとは言い切れない」との反論をしたのではないか?
と思いました。

しかしながら、もし加害者側が事故当初から
誠意を持って、謝ることもしなかったら・・・。
それでは、この判決には不服は言いません。
が・・・
普通は、息子達のキャッチボールが原因で
死亡したかも知れない状態であれば、
この少年達の親としては、当然の事ながら
謝ることはするだろうと・・・思います。

どちらにしても、キャッチボールをしていた少年達の今とこれからが心配です。
Posted by Candy at 2005年02月22日 01:01
TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきます。

 驚いたのは、当てた側の親が事実を突っぱねているという所です。確かにどこまで親に責任があったかは、納得いくまで話し合いしてもらいたいところですが、ボールが本当に原因なのか?胸に本当に当たったのか?って、もう否定できないですよ!

「死なせてしまった事の原因はあるので、誠心誠意の対応とできる範囲で相応の慰謝料を払う気はある。」このように書かれていますが、このスタンスがいいように思います!

きっと、責任問題がうやむや感が出てきているのでそこに乗っかれば事実も多少変わるのでは考えたんでしょうか、寝耳に水の6000万を聞けばなりうるかも・・・



Posted by k-o at 2005年02月22日 13:49
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